2018年6月、QRコード決済業界に激震が走りました。
メタップスの子会社である株式会社pringが、QR決済アプリ「Pring」をリリースしました。
今日は、QR決済市場に強烈なインパクトを与えた「Pring」についてご説明しようと思います。
QR決済のダークホース?!Pringとは?
- Pringとはどんなサービス?
- 何がすごいの?既存業界の当たり前を壊したサービス
- Pringは今後伸びていく?どうなる?
Pringとはどんなサービス?何がすごいの?
Pringは2018年3月より実証実験がスタートしたばかりのまだまだ新しいサービスです。
pring(プリン):株式会社メタップスの子会社である株式会社 pring が提供
する、個人間の送金や店頭での決済、キャッシュアウトなどの機能を備えたス
マホ上のウォレット決済アプリ。連携する銀行口座からワンタップでスマホア
プリに入金が可能。引用ーキャッシュレス構想の実現に向けた福島における実証実験実施の合意について (みずほフィナンシャルグループ)
個人の送金・店頭の決済等が可能であるスマートフォン向けのアプリケーションということなので、機能的な部分を見てみると、既存のQR決済ツールとあまり変わりは無いように思えます。
では、何がすごいのでしょうか?
何がすごいの?既存業界の当たり前を壊したサービス
Pringが業界に話題になった理由の1つは圧倒的な手数料の安さにあります。
クレジットカードも、既存のQR決済サービスにも「加盟店手数料」というものがあります。これは、店舗側がサービス事業者に対して支払う手数料です。
既存のクレジットカード会社は4~5%。QR決済サービス会社も3%程度の手数料を取るのがこの業界にとってあたりまえのことでした。
加盟店にとって3~5%の手数料は非常に大きい出費ですが、カード支払いOK,QR決済支払OKにしたほうがより売上が上昇すると判断し、どの店舗もその手数料を受け入れていたのです。
しかし、なんとPringの加盟店手数料は驚異の0.95%、既存QR決済サービスとの手数料差は2%以上になります。
売上1000万の会社であれば20万円の違いになります。「業界の聖域」とまで言われる手数料の引き下げは、マーケットに非常に大きなインパクトを与えました。
Pringは今後伸びていく?どうなる?
Pringはみずほフィナンシャルグループの資本も入っており、先日はメガバン3社との提携を結んだニュースも入ってきた為、今後高い確率で「Bank Pay」との連携が期待できるでしょう。
【関連記事】⇒QR決済を大手銀行が主導しキャッシュレス化が進む?!「BANK PAY」って何?
そのため、PrintgはQR決済市場で非常に大きな影響力を発揮しそうです!
加えて、競合であるLinePayは手数料0%のキャンペーンを打つという報道が出てきました。
他の事業者も手数料の改変は免れないでしょうね。
今後の動向に注目ですね!