印刷式QR決済という言葉をご存知でしょうか?
印刷式QR決済とは?
- 紙に直接印刷したQRコードを読み取りQR決済をする方法
- 小売店や飲食店で普及する予定
- 実際に中国では夜道のお店でもホームレスでも使用している
印刷したQRコードを読み取るだけで利用が可能となるこのやり方、実際に中国では既に小売店や飲食店だけではなく、夜店やホームレスすら使っています。
【関連記事】⇒QR決済の中国の普及率は?ホームレスですら使ってるってホント??
今日はこの印刷式QR決済についてご紹介しようと思います。
印刷式QR決済について
- LINEが印刷式QR決済を全国展開!
- 詐欺は?トラブルは?LINEは対策を考えている?
- 小売店にとって本当に嬉しいのだろうか?
LINEが印刷式QR決済を全国展開!
LINE、「印刷式QR決済」を全国展開へ 導入コスト軽減にメリット
LINEの出沢剛社長が明らかにした。印刷式決済は、店舗側が紙に印刷して掲示したQRコードを、顧客がLINEのアプリで読み取れば商品代金の支払いが完了する。店舗側が紙を貼っておけばいいだけなので「コストのハードルが大きく下がる」(出沢氏)。既にLINEの社内食堂の弁当売り場や、福岡県の仕出し弁当店で導入されている。
LINEは、LINEペイの利用可能な場所を、年内に店舗や自動販売機など100万カ所に広げる目標を掲げる。
導入コストが非常に低いこともあり、この方式で大規模導入を検討しているそうです。年内に100万か所に導入するってスケールでかすぎですね・・・・笑
確かに旧来のEdyやiD、QUICPAY等に比べて、QR決済はコードをスキャンすればOKなので端末導入のコストは非常に低いのもあり、導入のハードルは相当下がるでしょう。
2018年も7月前半が終わりましたが、残り5ヶ月半でどれくらい伸びていくのでしょうか・・・?
LINEは名前もメジャーなので、非常に可能性を秘めてますよね!
【関連記事】⇒【QR決済】LINE Payってどんなサービス?特徴とメリットと今後の動向を紹介!
詐欺は?トラブルは?LINEは対策を考えている?
印刷型QR決済であれば、導入コストも下がる。手間もかからない。消費者としても支払い手段が増える・・・・良いことづくめのような気もしますが、実際はそう簡単ではありません。
↑記事でも書いていますが、この簡便さが詐欺の可能性を大きく高めています。
実際に中国では露店に貼ったQRコードの用紙の上から、別なコードを貼り、送金先をお繰り替えているという事例もあります。
こうした詐欺に対してLINEは何か対策を考えているのでしょうか?
LINEの場合は、既にSNSとしてアカウントを監視するノウハウを持っているはずなので、何かしらの対策を考えていそうです。
いま現時点では対策の具体的な情報は出ておりませんが、この普及に続けてより強固なセキュリティ対策が施されそうですね。
【関連記事】⇒QR決済は安全なのか?|クレジットカードと比べてどうなの!?
小売店にとって本当に嬉しいのだろうか?
メリットづくめと思われるQR決済ですが、実際に小売店の立場になると、嬉しさもある反面厳しさも感じると思われます。
例えば・・・
- 小売店のオペレーションに追加する手間がかかる。(マニュアル・バイトの接客指導等)
- 商品との紐づけをどうするか?(POSレジとの連携は100%可能なのか?)
- QR企画が統一してない状態で導入したら大変?
などなど・・・電子マネー決済市場(nanaco,Edy,iD等)で普及してきた過程を踏まえると、導入すればOK!という簡単な問題じゃなさそうです。
どちらにせよ、普及が進んでいけば解決していく問題なのでしょうか?
日本のQR決済リーディングカンパニーになりそうなLINEがどのように提携店舗を拡大していくのか?注目ですね!