本記事では、PayPayのあらゆる仕組みについてわかりやすく解説をしていきます。
例えば
- PayPayの決済方法の仕組みとは?
- PayPayのクレジットカード支払いの仕組みとは?
- PayPayのセキュリティに関する対策と仕組みとは?
- PayPayはどうやって儲けるのか?ビジネスモデルの仕組みとは?
- PayPayを店舗側で利用したくなる仕組みとは?
などです。
というのも、PayPayは全て無料で使え、更にお金が戻ってきます。
普通は、サービスを使ったらお金を払う必要がありますよね。
でもなぜかPayPayは使うだけでお金がもらえる訳です。
これ、すごい事ですが、何でお金が戻ってくるのか。気になりませんか?
今日は、何故PayPayがユーザーから愛され、企業から求められるサービスとなっているのか?その仕組みについて解説をしていきます。
それでは、早速行ってみましょう。
PayPayの事を知りたい方はこちらもどうぞ
この記事のコンテンツ
PayPayの決済方法の仕組みとは?
PayPayは「スマホ決済」「QRコード決済」といった呼ばれ方をされるのが一般的です。
こんな仕組みになっています。
- アプリを開く
- PayPay対応のレジでアプリをスキャンしてもらう
- 現金を使わずに買える(お財布がいらない)
あなたが持っているスマホでPayPayをダウンロードすれば使えます。
もちろん、費用は一切かかりません。
これさえあればいちいちお財布を開けて小銭を取り出す必要もありませんし、支払いにもたついて列の後ろの人から恨まれる心配もなくなります。
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PayPayでお金を支払える仕組みとは?
何故、アプリのバーコードを見せるだけで支払いが出来るのでしょうか?
理由は以下です。
- PayPayと銀行口座やクレジットカードを連携する
- 使いたい金額分チャージする
- チャージした金額内でお買い物が出来る
最初にお手持ちの銀行口座やクレジットカードと連携すれば準備は完了
好きな分だけチャージをすれば支払いが出来るようになります。
チャージした金額はPayPayアプリ内からすぐに確認できるので、使いすぎの心配もありません!
PayPayの支払い方法は2種類ある?それぞれの仕組みとは
PayPayには「スキャン払い」と「コード支払い」の2種類があります。
違いは以下です。
- スキャン支払い→店舗から提示されたものを手持ちのスマホでスキャンする
- コード支払い→自分の端末のバーコードをスキャンしてもらう
使い勝手が良いのは、コード支払いであり、そちらが主流です。
スキャン支払い
コード支払い
以下に簡単に特徴をまとめてみました。
PayPayのクレジットカード支払いの仕組みとは?
さて、次にPayPayをクレジットカード支払いする場合の仕組みについて解説していきましょう。
結論、PayPayでクレジットカード支払いをした場合、使ったお金分の請求は翌月以降になります。
PayPayでは主に現金(口座)支払いとクレジットカード支払いの2種類が選ぶ事が出来ます。
支払った実感を感じる現金決済が安全ですが、クレジットカードだとポイントも貯まるのでおすすめですね。
ただし、ヤフーカードを利用しないとPayPayからの還元額が大幅に下がるため注意しましょう!
PayPayのセキュリティに関する対策と仕組みとは?
さて、支払いの仕組みが分かった所で、次に気になるのは「セキュリティ」ですよね?
というのも、PayPayのセキュリティは一時期大きな問題となっておりました。
例えば・・
- 2018年12月:PayPayから身に覚えのない請求が届く事態が発生
- 2019年7月:大手セブンペイ登録者900人に5,500万円の被害が発生
こんな事が起きていましたね。
最近2,000万人ユーザーを突破したPayPayですが、とはいえ
- 「登録したら身に覚えのない請求が届いたりしないかな?」
- 「悪用されたらどうしよう!」
と不安を持ってしまいますよね。
ですが、安心してください。PayPayはセキュリティの仕組みも万全に対策されています。詳しく解説していきますね。
SSL(Secure Sockets Layer)で暗号化する仕組み
PayPayのような決済アプリでは、サーバとの通信を行う必要があります。そこには取引情報や、銀行口座番号など、他の人には見られてはいけない情報がたくさん詰まっています。
第三者に見られないようにするために、PayPayはSSL化を行っています。これにより通信の中身を盗まれるリスクを防ぐ事が可能です。
3Dセキュアによる本人認証の仕組み
「3Dセキュア」とはクレジットカードでネットショッピングする際に必要な本人認証サービスです。
クレジットカード番号、有効期限、名前、セキュリティコードといった情報に加えてWeb用のパスワードを設定することでセキュリティ強度を高めます。
たとえクレジットカードが盗難されてしまったとしても、クレジットカードだけではPayPayの利用が出来なくなります。本人が設定したIDとパスワードがあって初めて使えるようになるという事ですね。
SSLと3Dセキュア、どちらのセキュリティも必須の機能だと言うことがお分かり頂けたかなと思います。
PayPayはどうやって儲けるのか?ビジネスモデルの仕組みとは?
次に、PayPayがどうやって儲けているのか。その仕組みについて解説していきます。
結論。PayPayは
- 現在の収益は一部大手企業への導入費用がメイン(5億円程度の売上)
- 全体的にはとにかく赤字!(2019年3月末時点で-365億円)
- それでも伸びしろがすごい。データ取得からの金融・O2O等
というモデルです。
PayPayの決算報告を見ると以下のようなデータがありました。
売上収益・・5億9500万円
販売費及び一般管理費・・371億5700万円
当期利益・・-367億8700万円
とえげつないくらいの赤字を叩き出しています。
しかしそれでも、PayPayは儲かる仕組みを作り出していると考えられます。
以下で解説していきます。
PayPayの売上は2019年3月時点で5億円程
まず、売上収益を見ていきましょう。5億9500万円の売上を出しています。これは主にPayPay事業者への設備導入費だと考えられます。
上記の表で言う所のスキャン支払いを行えるようにする場合、別途費用がかかる形となります。
こちらについては、店舗様にしか情報を公開しておりませんが、私がとある筋から聴いた情報によるとかなり高額な請求となるとのことでした。
導入に総額で数千万以上かかる事もめずらしくないようです。
紙のバーコードをレジに置けば使えるスキャン支払いと違って、コード支払いの場合はレジへの導入が必要となるためです。
この導入費用が主な売上ポイントと考えられます。
販管費は360億円以上の大赤字!キャンペーンによる先行投資
PayPayは2018年10月にリリースされましたが、そこから2019年3月までに-367億8700万円の赤字を叩き出しています。
この理由は過去PayPayで行われた100億円還元キャンペーンや各種プロモーションが主となります。
▼100億円キャンペーンの解説記事はこちら
-367億円というのは、ちょっと庶民には想像しづらい金額ですが、東証一部上場企業には年間売上高が100億円程の会社もあります。それを考えるとものすごい金額が使われていますよね。
それでもPayPayは儲かる仕組みを持っている理由
そんな赤字垂れ流し状態のPayPayですが、それでも将来性は明るいと考えられます。
- PayPayのユーザーは2000万人を超えている。
- 金融サービスやオンライン/オフラインビジネスのポテンシャル
- 過去にモデムバラマキから高収益を上げたソフトバンクの手腕
2000万ユーザーを超えたアプリというのは多くありません。LINEのやAmazon等の超巨大アプリがその代表例でしょう。
更に決済といういわば個人のお財布を持っているというのが強みです。今後PayPayは個人へお金を貸す金融業や、店舗の売上を高める「PayPayマイストア」等さまざまなビジネスに取り掛かろうとしています。
このあたりは以下の記事でも解説していますので、合わせて読んでみて下さいね。
PayPayを店舗側で利用したくなる仕組みとは?
最後に、PayPayを店舗が使いたくなる仕組みについて解説をしていこうと思います。
結論。PayPayは導入しない理由が見当たらないサービスなのです。
- PayPayを使えば割引で商品が買えるのでお客さんは嬉しい
- 店舗側はコストが一切かからないので入れない理由がない
- キャッシュレス・ポイント還元事業で5%キャッシュバックされる
という理由があります。
店舗としても、導入をしない理由が全く見当たらないんですよね。
消費者からも嬉しいと言われて、キャッシュレスポイント還元事業で割引が出来て、更に売上管理のコストが減る(レジの金額確認や現金管理の手間がなくなる)ので、メリットしか無いんです。
加えて、中小企業の業態はキャッシュレス・ポイント還元事業の甲斐もあり、来年9月までは5%オフで使えるわけです。
これはもう便利すぎますよね。
だからこそ、PayPayは放っておいてもどんどん企業が使いたくなる仕組みができあがっているのです。
まとめ
以上、本日はPayPayの仕組みについて解説させていただきました。
いかがだったでしょうか?
改めて俯瞰してみると、PayPayのモデルは全てがすごいです。
どうすればユーザーが使いたくなり、企業が使いたくなり、それらの期待が膨らんだ結果、市場で使われるアプリとなる。
そのためのサクセスストーリーと仕組みがきれいに構築されています。
今後ますます伸びていくであろうPayPay、さらなる進化を是非重ねて行ってほしいところですね。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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