オリンピックのチケットの抽選申し込みが始まりましたね!
いよいよ来年に迫ったオリンピック、普段はあまりスポーツをみない人も、「オリンピックだけは見に行こう!」と考えているのではないでしょうか?
オリンピックに合わせたキャッシュレス決済の普及にも注目です!
日本政府は2027年までにキャッシュレス決済の普及率を40%まで引き上げると発表しており、オリンピックはキャッシュレス化の大きな節目になると言われています。
2018年はPayPayを始めとしたスマホ決済ブームが起きており、一時期のような現金第一!という印象も薄れてきましたが、果たしてこれからオリンピックでどれくらいキャッシュレス決済が普及していくのでしょうか?
というわけで、今回はオリンピックでキャッシュレスがどうなるか?について考察をしてみました!
この記事のコンテンツ
オリンピックでキャッシュレスは一気に普及する?
オリンピックはキャッシュレス決済を普及させる為の大きなイベントになります!
興味深いのがイギリスの事例です。
2012年に行われたロンドンオリンピックをきっかけに、イギリスではキャッシュレス決済の普及率が30%近く上昇しました。
その理由は、オリンピックのタイミングに合わせたイギリス政府のデビットカードの促進です。
「デビットカードを利用する事で税金が減る」という施策を行ったことで、国民の間では一気にキャッシュレス決済が普及しました。
この事例は、当然日本政府も参考にしている情報です。実際、2019年には消費税が10%になり消費が冷え込むと言われています。
今予想されているのはキャッシュレス決済を利用すると5%消費税が減る。という施策です。
5%還元が起きれば地味に嬉しいですよね!
オリンピックまでに政府がキャッシュレス化を推進したい理由
そもそも、何故これほどまでに政府はキャッシュレスを推進したいのでしょうか?
実は、キャッシュレス化は政府にとっても良いことづくめなんですね。
- 約517億円の現金発行コストが削減できる(ATMの維持管理費付帯コストを合わせると年間2兆円かかっているとも言われている)
- 東京オリンピックに訪れる外国人観光客による売上(キャッシュレス決済が出来ないと売上が下がる)
- 紙幣の不正利用が無くなる(1万円札がマネーロンダリング等の問題となっている)
- お金の流れが可視化出来ると税金のとりっぱぐれがない
正直4つ目のメリットが大きいかなと思いますが、上記のような理由から日本政府はキャッシュレス化を推進したいんですね!
オリンピック契機のキャッシュレス化推進で日本はどう変わる?
オリンピックのキャッシュレス化推進の方向性については、「未来投資戦略2018」に書かれています。
難しいことが色々書かれていますが、ここでは興味深い情報を抜粋していきます。
以下未来投資戦略2018より引用
1.キャッシュレス決済を使わないと損をする
事業者・消費者双方が受け入れやすいインセンティブ措置を含む、キャッシュレス社会の実現に向けた取組について包括的に検討を行う
政府は企業も個人もキャッシュレス決済でトクできる社会を作ろうと考えています。
実際、消費税増税が始まった後も、キャッシュレス決済を使えば5%~8%程度の負担に抑えるという話もあります。
これにペイペイ等の還元ポイントを使えば更にトクできそうです。
いずれにせよ、現金決済よりもキャッシュレス決済にしたほうが明らかにトクできそうですね。
2.メンドウだった「本人手続き」が無くなる
郵便を用いた本人確認手続が、事業者・利用者双方の負担となっているとの指摘があること等に鑑み、犯罪収益移転防止法施行規則を速やかに改正し本人の顔の画像等を活用したオンラインで完結する本人確認手法を導入する。
キャッシュレス化とは直接の関係は薄いですが、面倒な本人確認手続がオンラインで出来るようになるそうです。
銀行で口座を作る際の本人確認書類の受け取りって非常にメンドウですもんね。
クレジットカードの発行などが更にやりやすくなりそうです。
3.企業の決済データのやりとり自由度が上がりビジネスチャンスが増える
データの蓄積を促進するとともに、現金処理コストの削減による事業者の生産性向上を目指す
キャッシュレス化で手に入った購買データを事業者が自由に使えることが出来るようになるかもしれません。
今でもスマホ決済事業者が購買データを取ることに力を入れていますが、将来的にはこうしたデータが誰でも使えるようになり、ビジネスチャンスが増えそうです。
まとめ:オリンピックでキャッシュレスの変化を起こせるか
以上、本記事ではオリンピックでキャッシュレス決済がどのように変化するのか?今後同メリットが生まれるかについて解説しました。
まだまだ構想段階のものも多く、確定ではないですが、間違いなく言えるのは「現金を使うよりキャッシュレス決済を使うほうがお得」になることです。
キャッシュレス決済に不安を持っていたり、現金のほうが便利と感じることもまだまだ多いと思いますが、オリンピックをきっかけに、キャッシュレス決済を試してみるのも1つの手かなぁと思います。
当メディアでは他にもキャッシュレスについて情報発信しているので、是非他の記事も読んでみてくださいね。
その他QR決済アプリについても解説しているので、是非気になる記事を読んでみてくださいね。
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