ついに米大手アマゾンがQR決済に参戦するそうです。
わりかしビッグなニュースですね。
ただでさえ、既に乱戦気味のQR決済。
Amazonが市場に参入してくることで、ますます激戦になるでしょう。
QR決済サービス乱立しすぎ?!今後どうなる?有力なサービスは?
Amazonは元々たくさんのサービスをやっており、以前も「AmazonPay」というサービスを出しています。
ECサイトの強みや、AmazonWebService等、世界のインフラとして君臨するAmazon。
そのAmazonまで参入する日本のQR決済市場はどれほど旨味があるんでしょうか?
今日は日本のQR決済市場の魅力について書いていこうと思います。
日本のQR決済市場の魅力とは?
- 日本のQR決済市場は、まだまだ伸びしろだらけ!
- 購買データを抑えたら、どれほどの企業がそのデータを買うだろう。
- 決済手数料だってバカにならない。
日本のQR決済市場は、まだまだ伸びしろだらけ!
日本のQR決済市場は、まだまだ普及には程遠いです。
政府の方針として、2027年までに40%のキャッシュレス化を推進する為に、各方面で色々な施策検討をしています。
モバイル決済時代の幕開け?|QR決済の仕組みと日本のキャッシュレス化構想について
ぶっちゃけ周りにQR決済を使ってる人はどれくらいいますか?
私の周りでは、QUICPAYやクレジットカード利用者以外ほとんど見たことがありません。利用率は5%以下と言ったところでしょうか。
キャッシュレス化の流れを世界で見ると、日本は圧倒的に遅れています。
日本のATM管理コストは年間2兆円?!|QR決済の普及で日本国民が得るメリットとは?
このマーケットの大きさには、伸びしろを感じますね!
購買データを抑えたら、どれほどの企業がそのデータを買うだろう。
QR決済市場の魅力は、ただ決済手数料の取得に限りません。
いちばん重要なのは、その購買データです。
中国では、レストランでもQR決済の利用が可能です。
そして、その購買データとQR決済を組み合わせるすことにより、既存のPOSレジよりもはるかに多くのデータを取得することが可能です。
スマホと連携して、アプリに紐づけているため、年齢・性別はもちろん、地域や所得、その他の商品の購買データも含めて参照が可能でしょう。
分析観点で考えれば、既存の情報よりも格段に優秀です。
その情報が高く売れない理由は無いですよね?
クレジットカードの普及の歴史を見ていけば、QR決済の今後が見えてくる?!
決済手数料だってバカにならない。
決済手数料だって、積み上げていったら馬鹿にできません。
先日キャッシュレス界隈で大きなインパクトを与えたPringは、手数料3%の慣習を0.95%まで引き下げました。
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0.95%の利用料だって、もし取得できれば非常に大きな利益を生み出せます。
1億人の日本国民のうち50%に普及したとしたら、月に1000円商品をQR決済で購入するだけでも、5億円ほどの収入が見込めます。
冒頭で紹介したAmazonはロングテールビジネスに強みを持っているため、この市場を抑えたいと思っているのは間違いなさそうですね。
Amazonの参入により、今後QR決済はますます盛り上がっていきそうです!