ソフトバンクとYahooが合同で作り出した「PayPay」が圧倒的に便利になる可能性が出てきました。
9月5日ソフトバンクとヤフーが合同で展開していく新サービスPayPayは、中国で広く普及している「Alipay」と連携すると発表しました!
QR決済はデンソーウェーブが開発したQRコードを読み取り決済を行うServiceですが、2018年9月現在、各Serviceで利用されている”コードの規格がバラバラ”でして、他サービスと連携が取れないというのが現状です。
外国人観光客に愛されるQR決済サービス?
PayPayはインドで上位シェアを誇るPaytmとの連携も行っており、加えてAlipayとの連携によって”ますます外国人に利用されるサービス”になりそうですね。
現在日本ではまだまだQR決済は普及しているとは言えません。スマートフォンが出てきたときもそうでしたが、国民性としてやや保守的なところが関係あるかもしれませんね。
かといって、日本でQR決済が使われていないか?というとそんなことはありません。
例えば、銀座のLAOXには中国人観光客が高速バスでガンガン買い物に来ていますが、そうした外国人向け免税店では当たり前のようにQR決済や銀聯カードが利用されており、日本でも当たり前のように利用しています。
今回PayPayブランドのQR決済がインド、中国と連携を結んだことで日本利用の際にそれらの国で利用されることを想像するのは難しくありません。
新しいサービスをいれるより、今まで使っているものを利用するほうがラクですからね。
ソフトバンク×Yahooの戦略は?
2018年9月現在、PayPayはまだアプリケーションが出されておりませんが、既にAlipay,Paytmとの連携がされたことを考えると、正式サービスリリースまでに更なる他のQR決済サービスとの連携も予想されます。
やはり世界規模を見据えてQR決済の展開を検討しているだけありますね。もちろん他のサービスも連携が進んでいるサービスはありますが、基本的にはまず日本の銀行との連携が目下の目標としている会社が多いです。
QR決済は日本だとまだまだ普及していませんが、世界的にみるとずいぶんと浸透した決済手法となっています。
そう考えると、まずグローバルとの提携を考えるソフトバンクの戦略は、とっても良いものとも思いますね。
⇒QR決済と銀聯カード(ぎんれんカード)は外国人向け免税店の支払いだと当たり前!】
懸念はセキュリティ
中国やインドの決済情報と連携することにメリットはありますが、一方でデメリットもあります。
例えば、”中国系QR決済サービスを使うとデータが中国に流れてしまう”というセキュリティの問題があります。
実際に大手ユーザー系企業の一部では、AliPay等の海外資本のサービスは利用しない!なんていうところもあります。
確かに、お金をはじめとした個人情報をすべてアプリケーションに載せることもあり、いくら安全と言われてもなかなか信頼しにくいのが実情です。
最近AmazonPayも入ってきていますが、それらもひっくるめてサービスが普及していくにつれて、サービス企業はユーザビリティはもちろんのこと、そうした情報管理リスクを徹底していかなければあっというまに信頼を失う・・・なんてこともありそうです。
⇒【QR決済は危ない?写真を撮るだけで情報が取られるのか?】
まとめ
本日はPayPayとAlipay提携に伴う、今後の戦略やリスクについてお話をさせていただきました。
どちらにせよ、グローバルで利用してもらうサービスを作るためには、各国との連携が必須です。
最近はAmazonもQR決済事業に参入する等、まさにQR決済サービス乱立時期です。
日本ではどのサービスが生き残るのでしょうか?今後もしっかりウォッチしていきたいと思います!